『八ヶ岳の家』2025年竣工
- 侘助
- 9月19日
- 読了時間: 2分
2025年竣工
ホームページに竣工写真がUP出来ていない建物をご紹介します。
最初に建築相談のメールを頂いたのが2022年の11月です。
「シンプルで上質で目立たず味のある建物」をご希望でした。
標高1500mに建つ、ご夫婦の為の別荘です。
西から東に緩やかに下る敷地です。
工事は2024年10月から始まりました。
建物が建つ部分と建物に支障がでそうな樹木、敷地内の唐松と樅木はなるべく伐採する事にしました。
シンボルになりそうな、株立のアズキナシやサラサドウダンツツジ、ダケカンバ等は残しました。
玄関土間の南側にはダイニング・キッチンを配置し、デッキを通して、南側の庭と繋がります。
緩やかに下る高低差を利用して、リビングはダイニングより54cm下がっています。
段差部分はダイニング側からは低い飾棚、リビング側からは造付ソファーを造作し、
段差を処理しながらリビングとダイニングを緩やかに仕切っています。


↑リビングからダイニングを見る

↑キッチンからリビングを見る
棟木まで延びる2本の桧の柱がアクセント

↑広くとった玄関土間 薪ストーブを設置

↑玄関土間からダイニングを通して南側デッキを見る

↑リビングから南側の木立を見る

↑洗面カウンター カウンターはモールテックス塗


↑制作したキッチン ステンレストップに栗材で造った下台 ※写真提供 HUMP
外観は高さの異なる切妻屋根を架け、軒を1.1m出しています。
外壁は杉の目板貼り、ガレージ部分は一部柱と梁を現し、漆喰塗としています。

↑西側道路からの外観 シンボリツリーした株立のアズキナシ

↑南側外観 高さの異なる切妻屋根を架け、外壁は杉の目板貼り 敷地内の広葉樹は可能な限り残しました

↑南側デッキから東側の木立を見る デッキ材はセランカンバツ
コメント