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設計工房 悠
原村の家
竣工 2018年
主要用途 二世帯住宅
延床面積 151㎡
構造 木造在来工法
規模 地上2階
施工 株式会社 有信建設 Rooms DLD 平成熱学
掲載 信州の建築家とつくる家15
クライアントさんからのメール(20190120)
長野県諏訪郡原村に建つ、ご夫婦とご両親と猫が暮らす二世帯住宅です。
クライアントのNさんご家族は埼玉県からの移住です。
北側道路は交通量が少なく、敷地は東から西に緩やかに傾斜しています。
近くには原村ペンションビレッジがありますが、自然豊かな静かな場所です。
初めてメールでお問い合わせ頂いたのが2015年の9月。
2年後の移住の為、計画は比較的ゆっくりと進みました。
システムエンジニアのご夫婦のアトリエ兼用の住まいと、
ご両親の住まいを共有エントランスとギャラリーで繋げています。
北側道路から敷地のほぼ真ん中に共有エントランスを設け、
東側に平屋のご両親の住まい、西側に2階建てのNさんご夫婦の住まいを配置しました。
■東側のご両親の住まい
1階は吹抜のリビング・ダイニングを中心に対面式のキッチン・水廻り・寝室
リビング・ダイニングの南側にはデッキを造り、間口3m20cmの開口部はフルオープンできる
引込みサッシを使っています。リビングの一部は畳の間となっています。
2階は小屋裏を利用した多目的なスペースとしています。ゲストの為の宿泊スペースになったり、書斎になったり・・・
暖房は薪ストーブと床暖房(ヒートポンプ熱源)の併用です。
■西側のNさんご夫婦の住まい
敷地形状に合わせるようにご両親の住まいより36cm下がっています。
1階は南側の大きな窓に面して造付の机(テーブル)を設け、コンパクトなダイニング・キッチンと水廻り
特注製作したアイランドキッチンは、カウンタートップはステンレス・下台はチーク材を使っています。
2階はご夫婦のアトリエと寝室・クローゼットとしています。
暖房は床暖房(ヒートポンプ熱源)ですが、親世帯の薪ストーブの熱が子世帯の2階にもまわるようにしています。
外壁は黒く塗った杉の目板貼りとし、エントランスポーチの正面のみ漆喰塗としています。
屋根はガルバリウム鋼鈑葺きとし、レベルの違う3つの切妻屋根が架かっています。
二世帯は共有エントランス以外は独立していますが、エントランスと繋がるギャラリーによって緩やかに繋がっています。
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