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​安曇野の家4

竣工    2020年
主要用途    専用住宅
延床面積  110㎡ 
構造    木造在来工法
規模    地上2階
施工    舟橋建築 平成熱学 
掲載    『信州の建築家とつくる家17』











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​長野県安曇野市に建つ、ご夫婦と3人のお子さんが暮らす住宅です。

最初に建築相談のメールを頂いたのが2017年の7月です。
クライアントは転職を機に、心も体も安定する住まいを持ちたいというご希望でした。
事務所にお越しいただき、悠のことをお話しして、家づくりのお手伝いをさせて頂くことになりました。


計画調書の記されていたご要望は
『我が家らしい家を造りたい』
『大きな吹抜のあるLDK』
『西窓から山を見て食事がしたい』
『アイランドキッチンが希望』
『寝室だけの部屋はもったいない』
『ファミリークローゼット⇒家事動線』
『ウッドデッキ』
『太陽光パネル』『床暖房』
『平屋』
 
土地の決定からかかわることが出来ました。選ばれた土地は農業振興地域だったので
農振除外⇒土地利用条例の特定開発認定・開発承認⇒農地転用許可という手続きが必要で約1年半ほどかかりました。

その間に、設計に十分な時間をかけることができ、2019年の7月に着工しました。

吹抜けのあるLDKを中心に西側に大きな窓(FIX+縦辷出し窓)を設けて眺望を取込みました。
お子さんたちが勉強したり、本を読んだりできるように造付けの机を設けています。
中信に置かれたアイランドキッチンはオーダーで造りました。

南側の開口部はフルオープンできるアルミサッシを採用し、南側デッキとフラットに繋がります。
 
LDKに接するように北側に6畳の寝室(畳)、
東側には家事動線に配慮した・浴室⇔洗面脱衣⇔ファミリークローゼット⇔南側デッキの物干し
ファミリークローゼットは家族5人分の収納棚を設けています。

2階はLDKの吹抜けを囲むように北側に3人のお子さんの子供部屋、東側に畳敷きの書斎スペースがあります。
LDKに居ながら2階の気配が感じられるようになっています。
 
外壁はスサ入りの土壁風の塗壁とし、屋根はガルバリウム鋼鈑葺きとしています。
敷地は接道を確保するための旗竿敷地で、西側の田んぼより1.2m低かったので、
建物を建てる部分は60cm盛土して地盤を上げています。

『平屋』がご希望でしたが、ご予算との兼ね合いで実現が難しかったので
『への字』の切妻屋根を架け、LDKの吹抜と小屋裏を利用して北側に3室の子供部屋が確保できる断面としました。

暖房はLDKにヒートポンプ熱源の床暖房とエアコン(24畳用)
給湯熱源はエコキュート(オール電化)
南側の屋根には太陽光パネルを載せています。


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