『八ヶ岳の家』お引渡し 20250712
- 侘助
- 7月15日
- 読了時間: 2分
『八ヶ岳の家』お引渡し 20250712
最初に建築相談のメールを頂いたのが2022年の11月です。
「シンプルで上質で目立たず味のある建物」をご希望でした。
標高1500mに建つ、ご夫婦の為の別荘です。
西から東に緩やかに下る敷地です。
2022年12月に初めてお会いして敷地を拝見し、いろいろとお話をさせて頂きました。
雪が降っていましたが、冬の厳しい時期の様子も体感出来ました。

『住宅調書』に書かれていたご要望や、
敷地に立った時に最初に感じたイメージを大切にしながら
少しお時間を頂き、2023年4月にプレゼンテーションをさせて頂きました。
周辺環境から突出することなく、年月が経つにつれて建物が次第に目立たなくなっていくような建築をご提案しました。
プランを気に入って頂き、プレゼン案をベースに図面を固めていきました。



↑敷地に模型を置いてのプレゼン(2023年4月)
工事は2024年10月から始まりました。
建物が建つ部分と建物に支障がでそうな樹木、敷地内の唐松と樅木はなるべく伐採する事にしました。
シンボルになりそうな、株立のアズキナシやサラサドウダンツツジ、ダケカンバ等は残しました。

外観は東西に細長い平屋の建物で切妻屋根を架け、外壁は杉の目板貼り(一部漆喰塗)としました。


広めの玄関土間に薪ストーブを置いています。

玄関土間の南側にはダイニング・キッチンを配置し、デッキを通して、南側の庭と繋がります。
緩やかに下る高低差を利用して、リビングはダイニングより54cm下がっています。
段差部分にダイニング側からは低い飾棚、リビング側からは造付ソファーを造作し、
段差を処理しながらリビングとダイニングを緩やかに仕切っています。



リビングの北側には書斎兼ゲストルーム、東側には水廻りと寝室を配置しています。
キッチンの西側にはご夫婦のアトリエを造っています。

↑寝室のコーナー窓
Yさん、完成おめでとうございます。
自然の中での暮らしを楽しんでください。
施工をお願いした内田孔建設さん
質の高い丁寧なお仕事をして頂きありがとうございました。
竣工写真は追ってホームページにUPします。
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