設計工房 悠は今日で仕事納めです。
今年も多くのご縁に恵まれ、充実した仕事をさせて頂きました。
ブログを書きながら一年を振り返ります。
1.今年完成した住宅です。
クライアントさんとご一緒に作り上げた住まいです。
■3月 『鈴玲ヶ丘の家』が竣工
はじめてメールでお問い合わせ頂いたのが2020年の10月です。
掲載誌(信州の建築家とつくる家15『原村の家』掲載)とホームページを見られて、ご相談頂きました。
関東圏にお住まいで、二拠点生活になりますが、
近い将来にはご夫婦で安曇野をメインの住まいにとのお考えでした。
ご提案させて頂いたプレゼン案を気に入って頂き、設計監理のお手伝いをさせて頂く事になりました。
敷地は西側に未舗装の道路があり、敷地内には赤松と広葉樹(ナラ・クヌギ・山桜)がありました。
周りは赤松の松くい虫被害が多くみられるようになってきてしまい、
敷地内の赤松は伐採する事にしました。建物に影響の無い広葉樹は残しました。
西側の道路側にあった2本の大きな『ナラの木』を残し、
道路と平行に切妻の大屋根を架け、その中に住居部分を納めました。
大屋根とは別に緩い片流れの屋根を架け、2台分のガレージとしました。
建築だけが突出する事が無いように、出来るだけ高さを抑えています。
外壁は杉の目板貼りとし、一部は漆喰を塗っています。
主要室になるLDKは南北に大きな窓を設け、
南側に天井の高い吹抜のあるリビング
北側にリビングと繋がる天井高を抑えたダイニングとキッチン
リビングは屋根付きのデッキと繋げています。
LDKの東側に寝室と水廻り、西側に書斎と玄関を造っています。
天井高を抑えたダイニングとキッチンの上の北側の小屋裏を利用して2階にゲストルームを造っています。
■12月 『安曇野の家7』が竣工
はじめてメールでお問い合わせ頂いたのが2020年の5月です。
『悠』のホームページを見られてお問い合わせを頂き設計監理のお手伝いをさせて頂く事になりました。
何かと不具合が出てきた既存主屋の建て替えです。
合わせて敷地内の外溝や植栽を整備しました。
広い敷地の中に、東西に細長い切妻屋根の平屋の住まいに建て替えました。
平屋の住まいなので敷地の中に埋もれてしまうような感覚が無いように
床高を80㎝と高めに設定しています。
屋根は深い軒の出た日本瓦葺き、外壁は左官塗壁としました。
玄関前に車寄せガレージを造り、玄関脇まで車で入る事ができるようにしました。
玄関ホールは畳敷、客間として使う床の間のある和室を造りました。
プライベート空間はLDKが有機的に繋がり、ダイニングの南側には半屋外デッキを造っています。
■3月に『信州の建築家とつくる家vol.18』が発刊されました。
『御代田の家』を掲載させて頂きました。
2.工事中の住宅です。
■6月 『中軽井沢の家』が着工
地盤改良の為の杭工事が必要になり、
工事が遅れましたが、2024年4月竣工に向けて現在工事中です。
■12月 『泉野の家』が着工
年明けから既存建物の解体工事が始まります。2024年9月竣工予定です。
3.設計中の住宅です。
■『柴楽庵』(実施設計中) 2024年3月着工予定です。
■『八ヶ岳の家』(実施設計中) 2024年4月着工予定です。
■その他、安曇野市等でお話を頂いているプロジェクトが来年から動き出します。
設計工房 悠は12月29日(金)から1月4日(木)まで、冬季休業とさせて頂きます。
来年も物価高騰等による工事費アップで厳しい状況が続くと予想されますが
それでも『設計工房 悠』の建物を気に入って頂き、
依頼してくださる方の為に頑張っていきたいと思います。
今年、お世話になった皆様に感謝申し上げます。
良いお年をお迎えください。
令和5年12月28日 設計工房 悠 百瀬 満・万里子
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